住宅ミニ知識

外装建具(サッシ)のお話~第1回~

 住宅の外部と接する部分の建具(玄関ドア、窓、勝手口ドア等)の多くがアルミサッシを使用していますが、その他の材質として・ 鋼製(スチール)・ 木製・ ステンレス製のものもあります。
アルミサッシには様々な仕様がありますが、用途や予算に合わせて以下の性能評価を知っておく必要があります。

遮音性能 
音の漏れにくさに関する性能 ≪JIS規格で規定された、屋外から屋内に入ってくる音(自動車や電車・飛行機の騒音)や、屋内から屋外へ出て行く音(ピアノやテレビ・ステレオなどの音)をどの程度遮ることができるかを表す性能です≫ T1~T4

断熱性能 
熱の漏れにくさに関する性能 ≪屋内の熱移動をどれくらい抑えることができるかを表す性能です≫ H1~H5

気密性能 
空気の漏れにくさに関する性能 ≪機密性とは、サッシ・ドアセットの枠と戸のすき間から、どれくらいの空気(すき間風)がもれるかを、表す性能です≫ A1~A4

水密性能 
雨の入りにくさに関する性能 ≪水密性とは、雨を伴った風のときに雨水の浸入をどれくらいの風圧まで防げるかを表す性能です
≫W1~W5

耐風圧性能 
強風への抵抗力に関する性能 ≪耐風圧性とは、サッシ・ドアセットがどれくらいの風圧に耐えられるかを表す性能です≫ S1~S7

※数値はいずれも大きいほうが良好です。

  枠による分類 形状 遮音 断熱
効果大 二重サッシ 外側の障子と内側の障子、2重になっている窓。つまり普通の2倍の障子があることになります。
外側がアルミ製、内側はアルミ製かプラスチック製。
出窓の内側にサッシを付ければそれも二重窓。
T3 H4
  アルミ・木複合
サッシ
一重サッシですが、外側はアルミ製・内側は木製で断熱効果を高めているサッシ。 T1~T2 H3~H5
アルミ・樹脂
複合サッシ
一重サッシですが、外側はアルミ製・内側はプラスチック製で断熱効果を高めているサッシ。 T1~T2 H3~H5
樹脂サッシ アルミでなく全てプラスチックの枠でできていて断熱効果を高めているサッシ。 T1~T2 H3~H5
アルミ製断熱
サッシ
アルミ製ですが、アルミとアルミの間にプラスチックを挟んで断熱効果を高めているサッシ。 T1~T2 H3
普通 アルミ製サッシ 全てアルミで出来ているサッシ。これはペアガラスの場合。 T1 H1
防音サッシ 防衛施設庁指定のサッシ。音漏れ防止のためクレセント(鍵)が2重になっています。アルミ製で単板ガラス。 T1
アルミ製サッシ 最も一般的なサッシ。単板ガラスの場合。
右の遮音等級は5㎜以上の厚みのガラスの場合。
T1

 

          

                   モリス住宅総合研究所 監修

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