住宅ミニ知識

リフォームのお話 〜第6回〜

その四 トイレ・洗面化粧台

 

トイレ

 トイレの改修で主となるものは洗浄便器の交換ですが、同時に木工事・内装工事(クロス・床材の張り替え、巾木廻り縁の交換)・配管設備工事・電気工事等が必要となります。
最新のタイプとしては、一体型トイレがあります。従来のものは、タンクと便座部(便器)が分かれていましたが、このタイプは洗浄機能を一体型(タンクと便座部が一体)に組み込んでいるので、コンパクトで継ぎ目部分や溝が少なく清掃しやすいのが特徴です。
 又、今もっとも注目されているタイプはタンクレストイレで、タンクが無いので狭小スペースでも設置出来るタイプです。(※タンクレストイレは、水圧が確保されることが条件となるタイプもあります)これらにセンサーによる自動開閉他、様々な高機能がついたタイプもあります。

トイレの改修工事の際、バリアフリーへの改修を一緒におこなうことも検討出来るかもしれません。
主には、建具を引き戸にしたり、下枠をフラットにしたり、手摺等を付けることがあげられます。
車椅子の全幅は一般的なもので600ミリ程度ありますので、車椅子を使用する為には開口部が700ミリ以上確保出来ることが前提となります。
その確認(現状の柱間の有効開口)に加えて、1本引き全体の枠が収まる幅(フラットな面の横幅が1500ミリ程度以上)が必要となります。
つまり幅750ミリ程度の廊下の突き当りには、引き戸を付けられないので注意が必要です。

洗面化粧台

 洗面台本体の交換となりますが、トイレの改修と同じように付帯工事(内装工事・配管設備工事 ・電気工事他)が必要となります。又、限られたスペースの中での交換となるとサイズアップ(600ミリ幅の洗面台を750ミリ幅にする、あるいはそれ以上)が難しい場合もあります。

一例として、洗面化粧台の横に洗濯機(洗濯パン=洗濯機用トレー)が設置されている場合、洗濯機あるいは洗濯パン(W:640ミリが主流)のスペース幅として最低650ミリ必要となる為、、内法(壁と壁の間の有効幅)からこの寸法を引いたサイズ以内の洗面ユニットの選択となります。さらに、新たに温水を使用するとなると、別途配管工事の必要や現在使用している給湯器の能力の確認等が必要となります。

モリス住宅総合研究所 監修

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